KH0601’s blog

テーマは特に決めていませんが何かに対して思ったことをアウトプットしていきたいと思います。

消えるもの2(世界から猫が消えたなら➂)

世界から猫が消えたなら」の紹介の続きです。

前の記事を読んでいない人は先に前の記事を読んでからの方がいいかもしれません。

 

また、ここから下は詳しい内容を書いてしまうのでネタバレになってしまいます。映画を観ていないのに詳しい内容を知りたくない方は映画を観てから読んで下さい。

 

 

本題↓

 

 

「悪魔」が選んだ2つ目のこの世から消すものは「映画」でした。「僕」の好きなものでもあり、親友「ツタヤ(本名はたつや)」との間にある大切なものだ。毎回「ツタヤ」は「僕」に映画を一本紹介してくれて「映画は無限にある、だから俺たちの関係(映画を貸すやり取り)も無限に続く」と「ツタヤ」が言っていたが、「僕」が死ぬことを聞き最後に見るべき一本を「ツタヤ」が探すシーンはすごく切ない。

 

このシーンから思うのは「映画」が無くても確かに死ぬわけではない。それでも「映画」がなかったら親友との出会いもなくなってしまうし、毎回のやり取りもなくなってしまう。何かが無くなるというのはそれに関する色々なものも無くなるということを学べる。

 

また劇中で「僕」と「ツタヤ」は「映画」のセリフを引用して会話するシーンが多々出てくる。

私が映画を好きな1つの理由として短い時間で多くのことを考えさせられ、多くのことを学べるというところがある。映画は誰か(より限定するなら監督や原作の著者)が今までの人生から得た「何か」を2時間や3時間で描いていて、誰かが何時間もかけて得た「何か」を短時間で私たちに届けてくれるため、すごく効率良く学ぶことができ自分の人生を豊かにできるという魅力がある。

劇中で2人が引用する名言も、その「何か」を一言でまとめたものである。

 

普段映画を観るときにこのような学ぶという観点を持って見てみるとより映画がおもしろくなると思うので是非試してみてください。