KH0601’s blog

テーマは特に決めていませんが何かに対して思ったことをアウトプットしていきたいと思います。

消えるもの1(世界から猫が消えたなら➁)

世界から猫が消えたなら」の紹介の続きです。

前の記事を読んでいない人は先に前の記事を読んでからの方がいいかもしれません。

 

また、ここから下は詳しい内容を書いてしまうのでネタバレになってしまいます。映画を観ていないのに詳しい内容を知りたくない方は映画を観てから読んで下さい。

本題↓

 

 

「悪魔」が最初に提案した世界から消すものは「電話」でした。大学時代に宮崎あおい演じる「彼女」からの間違い電話によって「僕」と「彼女」と出会った。そしてデートをしてもシャイな「僕」はあまり話さず、デートから帰って「彼女」とは「電話」でたくさん話をした。

そしてもし「電話」が消えてしまったら、「彼女」と出会うこともなかったし、思い出も全て無くなってしまうのだ、、

 

「電話」を消すというシーンから感じたこと。

現代のコミュニケーションの希薄化だ。劇中では「デート後に電話するためにデートしてたよね」と「彼女」言ったように、電話することがすごく大事なコミュニケーションの1つだった。

しかし現代では便利になってLINEなどの無料のSNSでチャットができたりすることによって同時に何人かと連絡が取れてしまうことによって、そのコミュニケーションの重要度が下がってしまっているのではないか。たしかにそういうチャットを重要だと考えている人も少なくないだろう。一文一文考えて心を込めて送信してる人もいるだろう。しかし、既読無視や適当なスタンプだけで返信する人もいる。そういう人はあまりそういうコミュニケーションは重要でないと考えているからそういう返信になってしまうのではないだろうか。

 

簡単にコミュニケーションが取れてしまうからこそ、その重要さが感じられずコミュニケーションが希薄化してしまっているのではないだろうか。

 

映画を見て、劇中の「僕」と「彼女」が「電話」する時間を大切にしていたように、現代のコミュニケーションの中心でもあるSNSでも、それが大事なコミュニケーションの1つだと考えてくれる人が多くなれば、既読無視や適当な返信で傷つく人も減るのではないだろうか。