KH0601’s blog

テーマは特に決めていませんが何かに対して思ったことをアウトプットしていきたいと思います。

消えるもの3(世界から猫が消えたなら➃)

世界から猫が消えたなら」の紹介の続きです。

前の記事を読んでいない人は先に前の記事を読んでからの方がいいかもしれません。

 

また、ここから下は詳しい内容を書いてしまうのでネタバレになってしまいます。映画を観ていないのに詳しい内容を知りたくない方は映画を観てから読んで下さい。

 

 

本題↓

 

「悪魔」が次に選んだ世界から消すものは「時計」でした。「僕」の父親は時計店をやっていて映画でももちろん感動するのだが、小説では映画に収まりきらない部分も書いてあってより感動するので是非小説も読んでない人は読んで欲しい。

また「トムさん」が言っていたように時間を見えるようにして、それに縛られてしまっているのも人間だけであるという言葉にはすごく考えさせられる。確かに定められた時間があって、時間を気にしながら進めた方が上手くいく物事の方が多いのは間違い。しかし逆に時間に縛られて行動している人が多いのも確かだ。時間に追われ焦ってる人も多い。それを思うと1日をそんなに細かい時間で区切らなくてもいいような気もしてしまう。

 

人間だけが持つ「時間」という概念を可視化した「時計」を消すということは父親のエピソードだけでなく、抽象度の高いテーマを投げかけてくれているのではないだろうか。